2004年の新潟県中越地震から3年とたたないうちに、また新潟県で大規模な地震が起こりました。被災地の方々に対しての言葉も思いつかないほどです。
「防災」という言葉がありますが、残念ながら地震を防ぐことはできません。その防ぎ得ない地震が起こった際に、被害を最小にとどめようとするのが人間の知恵というものでしょうし、国家・行政の役目ではないかと思います。
「阪神・淡路大震災」という言葉もあります。1995年1月17日の兵庫県南部地震によって起こった災害を示す言葉です。人・建物の密集度合いの違いもあるでしょう、地震の規模も大きかったのかもしれません。ですが、中越地震や今回の中越沖地震と比べて、桁違いの死者が出たことも事実です。その違いを考えることが、被害を最小限に抑えるヒントになるのかもしれません。
その役目を担うべき政府のトップである安倍首相は、即日現地入りしました。今年3月に起こった能登半島地震の際は、2週間たっても現地に赴かなかったこととは対照的です。参議院選に向けた人気取りととられても仕方ないでしょう。
これまた参議院選のためなのでしょうが、のこのことテレビのワイドショーにまで顔を出し、メディアを利用した人気取りをしようとする首相安倍。そういった姿勢と共通する薄っぺらさ、目の前のことしか見ることのできない愚かさ、パフォーマンスや頬被りで事を過ごせると思っているとしか思えない国民を愚弄する姿勢。何とも情けない首相をいただいてしまったものです。
ヒットラーの例もありますし、こういった愚かなトップは危険な存在ではあるのですけど・・・
また、今回の震源地の至近距離には世界最大規模ともいわれている柏崎刈羽原発が存在します。今回の地震で、日本の原発を取り巻く矛盾が明らかになっています。
被災地では未だに停電が続いているようですが、この地域に電力を供給しているのは東北電力です。一方、柏崎刈羽原発は東京電力の施設です。折角発電した電気を送電ロスで失ってしまう遠隔地に、わざわざ発電所を立地させる理由は何なのでしょう。極単純に、疑問に思ってしまいます。
そして、今回の地震による揺れは、耐震設計で想定していた地震規模の2倍を超えるものなのだそうです。想定が甘いというべきなのか、原発を建てるためにその想定をしたのか。今回の地震を起こした断層は、原発の直下まで伸びていることもわかってきました。一度事故が起こったらどういう事態になるのかを、少しは考えているのでしょうか。
規制値以下の放射能が検出されただの、放射性廃棄物を収めたドラム缶が倒れただのとの報道がされています。
ネット公表装置が故障 柏崎刈羽原発の放射線量という報道に接すると、もしかしたらもっと多量の放射能漏れがあったのではないかと勘ぐってしまいます。故障ではなく、敢えて公表しないのではないかと・・・